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 国土交通省は10日、高速道路をまたいでいる全国の「跨道橋(こどうきょう)」5798カ所の7%(383カ所)が、1月1日現在で一度も点検されていないと発表した。通常の陸橋よりも、市町村が管理していたり、他省庁の所管で水路や農林道などとして使われていたりする跨道橋が目立つ。落下事故を防ぐため、国交省は早急な点検と補修を求めた。

 発表によると、通常の陸橋4518カ所ではほぼ点検を終え、未点検の22カ所も今年度中に終わる予定だった。一方、市町村管理で、里道や水路などで使われる跨道橋608カ所は44・1%が一度も点検されず、水路・水管(208カ所)は19・7%、農道(129カ所)も27・9%が点検がゼロだった。

 2009年2月には静岡県内の東名高速で跨道橋からコンクリート片が落下。会計検査院は13年10月、高速道路6社に管理者と点検を急ぐよう求め、昨年6月には参議院が結果公表などを求める警告決議をしていた。

 国交省は関係機関を集めた連絡協議会を都道府県ごとに設置。未点検の市町村からは「予算や職員が足らない」「点検は市街地優先」といった声が寄せられているという。(小林誠一)

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