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 2008年北京五輪男子マラソンの金メダリストで、11年5月に24歳で亡くなったサムエル・ワンジル氏(ケニア)について、ケニア政府の病理医が10日、死因は従来言われていた転落による頭部強打ではなく、頭部を殴られたことによるものだとの新たな見解を示した。AP通信などが報じた。

 ワンジル氏は当時、ケニア西部ニャフルルの自宅で女性と一緒にいるところを妻にとがめられ、口論のあと、高さ4・2メートルの2階バルコニーから転落して死亡したと報じられた。警察は自殺の可能性が高いと見て、捜査を進めてきた。

 だが、この病理医は、4・2メートル下に落ちただけでは致命傷となった頭の傷は負わないとし、ひざや手の傷痕の状況などから、転落時にワンジル氏は生存していたと主張。「転落後に何者かに頭部を殴打されたと確信している」と指摘した。

 ワンジル氏は02年から宮城・仙台育英高に留学。卒業後はトヨタ自動車九州で駅伝やマラソンで活躍した。

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