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 さいたま市が大宮駅東口で進める「大門町2丁目中地区」の再開発事業で、同市は12日、同地区に移転を計画していたNHKさいたま放送局(同市浦和区)が計画を撤回した、と発表した。

 同事業は中央デパートやみずほ銀行などが建つ地区の約1・4ヘクタールに、東西2棟(地上18階と9階、延べ床面積約8万4千平方メートル)の再開発ビルを建設する計画。市民会館などの公共施設や商業施設が入る予定で、NHKは2010年に移転計画を発表。東棟の1~3階(約5900平方メートル)を取得して入居する方向で協議を進めていた。

 市大宮駅東口まちづくり事務所によると、NHKは先月26日、移転計画の撤回を清水勇人市長に伝えた。理由として、①東日本大震災以降の経営計画で、新しく放送会館を建設する場合は東京のバックアップ機能を整備し、単独建設が望ましいとなった②再開発準備組合の設立が遅れ、完成時期も約2年も遅れることなどを挙げているという。

 NHKが入居する予定だったスペースにはすでに4社が進出を検討中という。市は今年度中に再開発組合を設立し、17年度中の着工をめざす方針だ。(平井茂雄)