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 世界水準の研究所を作るため始めた「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」で文部科学省は13日、特に優れた業績を残したとして東京大研究拠点への補助金支援を5年間延長する方針をまとめた。東北大、京都大など4拠点は開始10年を迎える2016年度で支援を終える。

 支援が延長されるのは東京大の「カブリ数物連携宇宙研究機構」。文科省WPIプログラム委員会の評価書は、素粒子ニュートリノを観測するスーパーカミオカンデでの業績に加え、数学や宇宙論など異分野を融合させた点を高く評価。「(米国の)プリンストン高等研究所に負けない成果」と指摘している。

 一方、支援を終えるのは東北大の原子分子材料科学高等研究機構、京都大の物質―細胞統合システム拠点、大阪大の免疫学フロンティア研究センター、物質・材料研究機構の国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の4拠点。「世界トップレベルという地位は確立した」と評価しつつ、予定の10年間で支援を終えると決めた。今後は各大学が独自運営していくことになる。

 WPIは07年度に5拠点で始まり、現在は全国9拠点。13年度は文科省がそれぞれ4・7億~13・3億円の補助金を出している。(野瀬輝彦

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