シーナさん(ロック歌手、本名鮎川悦子〈あゆかわ・えつこ〉)が14日、子宮頸(けい)がんで死去、61歳。葬儀は関係者のみで行い、後日「お別れ会」を開く予定。

 北九州市出身。ギタリストで夫の鮎川誠さんとロックバンド「シーナ&ロケッツ」を結成し、ボーカルを担当。78年に「涙のハイウェイ」でデビューし、翌年発売の「ユー・メイ・ドリーム」がヒットした。

 シーナさんの死去を受け、夫の鮎川誠さんが所属レコード会社を通じてコメントを発表した。コメントは以下の通り。

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 シーナはロックが大好きなファンに愛されて、とても幸せでした。シーナは「ROKKET RIDE」を聴きながら、息を引き取ってしまったけど、最高のレコードを作ったことと最高の歌を歌ってくれてありがとうとシーナへ叫んだ。「ROKKET RIDE」はシーナと俺の歌。2人の愛は永遠だぜ。

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「めんたいロック」の代表格

 「シーナ&ロケッツ」は1970年代から80年代にかけて福岡を巣立った「めんたいロック」の代表格の一つ。東日本大震災のあった2011年にはシーナさんの出身地・北九州市でチャリティーライブを開いた。

 40年以上の付き合いという福岡市のレコード店「ジューク・レコード」の店主、松本康さん(65)は「突然のことに驚いている。シーナさんは、譜面通りにではなくリズムに乗って自由に歌える日本人女性ロックシンガーの先駆けだった」と語った。