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 旧東海道の宿場町、赤坂宿(愛知県豊川市赤坂町)で、360年以上の歴史を持つ旅館「大橋屋」が3月15日、閉館する。江戸時代から綿々と旅人をもてなし続け、松尾芭蕉や歌川(安藤)広重も泊まったとされる旅籠(はたご)。伝統の建物は市へ寄贈され、来年以降、一般公開される予定だ。

 大橋屋は江戸時代初期、1649年の創業。元の屋号は「伊右エ門鯉(こい)屋」。現在の建物は1715年に建てられた。2階へは吹き抜けの部屋から黒光りの階段を上る。独特の造りをした窓の格子やひさしが2階にある。

 大橋屋は、広重の「東海道五十三次 赤坂旅舎招婦図」で描かれたほか、宿泊した芭蕉が句を詠んだと伝わっている。1977(昭和52)年には旧音羽町(現・豊川市)の文化財に指定された。

 明治時代には繁忙期、27部屋で1日100人ほどが宿泊したこともあったという。21(大正10)年、隣家で発生した火災が延焼し、建物の3分の1ほどが焼失したが、旅館として営業を続けた。

 いまは19代目になる青木一洋さん(75)が妻の法子さん(69)と2人で切り盛りしている。「旧東海道の宿場町で『旅籠』として続けているのはここだけ。江戸情緒を感じてもらえれば」と1日3組まで宿泊を受け付けていた。

 だが近年の宿泊客の減少や体力の限界などを理由に旅館を畳む決断をした。

 土地約700平方メートルは市…

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