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 アニメの舞台になった地をファンが訪ねる「聖地巡礼」。新たな観光資源として注目されているが、「巡礼者」は放送終了とともに減ってしまいがちだ。そんななか、巡礼者をひきつけてやまない「聖地」がある。愛され続けるカギは、地元住民とのリアルな交流にあった。

 戦車を使った武道「戦車道」に取り組む女子高校生を描いた「ガールズ&パンツァー」(12年10~12月、13年3月放送)の舞台、茨城県大洗町には、巡礼では飽きたらないファンが引っ越してきて、交流の輪の中心になっている。

 周囲から「第1号」と一目置かれているのが、13年夏に同県取手市から転居した松沢忠幸さん(54)。

 初めて街を訪れたのは12年11月。「お茶を飲んで行きなよ」「おせんべいあるよ」。アニメのロゴの入った服で商店街を歩くと、店主らから次々に話しかけられた。以来、週2回通うように。なじみの店ができると、今度は「どんな仕事してるの?」と、根掘り葉掘り尋ねられた。

 他の聖地では経験がないことで、新鮮に感じた。

 トラック運転手や郵便局員と、職も住まいも転々としてきた。「この町なら楽しく暮らせるかも」。店主らに相談すると、真剣に職を探してくれた。紹介された町の給食センターに就職。引っ越しはファンや町民約20人が手伝ってくれた。「おにぎりをにぎってくれた人も。思わず目が潤みました」

 三重県や富山県から転入を希望するファンらが松沢さんを頼ってくる。家や職探しを助言し、近所づきあいのコツを伝える。町の人たちと、世話焼きに奔走している。

「第2のふるさと」通い続け5年

 女子高校生の日常を描いた「らき☆すた」(2007年4~9月放送)の聖地、埼玉県久喜市。宇都宮市のアルバイト津谷章人さん(36)は、週1回のペースでこの町に通うようになって5年になる。

 主人公の「オタクぶり」に共感…

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