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 障害のある人もない人も、共に踊ることで、お互いの境界を乗り越えようとする取り組みが広がっている。

 昨年立ち上がった「インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響(きょう)」は、ダンサー7人と車いすの3人が共に踊り、新たな表現を目指すダンス集団。今月末の初公演に向け、けいこを重ねている。発起人の伊地知裕子さんは「体力面など考慮しなければならないこともあるが、障害があるマイノリティーの感性、多様なアートのあり方を提示したい」。

 「響」のメンバーは先月、埼玉県越谷市で、目が不自由な人たちが参加したダンスワークショップにも協力した。

 「ペアになって、背中をくっつけあって、動いてみて」。講師役でダンサー、演出家の鈴木ユキオさん(42)が語りかけると、参加者は手をつなぎ輪になったり、波のように動いたり。ホールには時折、笑い声も響いた。

 参加したNPO法人「視覚障がい者支援協会 ひかりの森」理事長の松田和子さん(70)は、「見えなくても、言葉がなくても、自分を解放する可能性の扉を開けてくれた」と笑顔を見せた。

 「響」の公演は、2月28日と3月1日、東京都墨田区のアサヒ・アートスクエアで。事務局HP(http://www.musekk.co.jp別ウインドウで開きます)。都心でのけいこに参加できる人を対象にメンバーも募集している。

 「インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響(きょう)」の公演は、2月28日午後6時から、3月1日午後3時から。東京都墨田区のアサヒ・アートスクエアにて。自由席前売り3千円、当日3500円。学生証か障害者手帳があればそれぞれ500円割引。障害者介助の方は1人無料。問い合わせはクリエイティブ・アート実行委員会(03・6426・5182)または事務局HP(http://www.musekk.co.jp別ウインドウで開きます)へ。(矢木隆晴)