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 東京電力は22日、福島第一原発の排水路で、通常より高い濃度の放射性物質が検出されたと発表した。タンクからの汚染水の漏出などがないかを調べている。

 東電によると、同日午前10時ごろ、排水に含まれる放射性物質濃度を監視するモニターで濃度が高いことを示す警報が発生。ベータ線を出す核種の濃度が1リットルあたり約5千ベクレルだった。通常の濃度は数百ベクレルという。

 構内をパトロールしたところ、汚染水タンク周りにあり、エリア内の雨水などが外部に出ないようにする堰(せき)の弁は「閉」の状態になっていた。水位が大きく下がったタンクも見つかっておらず、正午にはベータ核種の濃度は1リットルあたり約3千ベクレルになったという。

 モニターは、過去に相次いだタンクからの汚染水漏れを受け、流出を監視するため昨年7月に運用を始めた。排水路の出口は、第一原発の港湾内にある。