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 川崎市川崎区港町の多摩川の河川敷で、同区の市立中学1年生、上村(うえむら)遼太さん(13)の遺体が見つかった事件で、現場近くで血の付いたカッターナイフの刃が見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かった。遺体には刃物でできたとみられる傷が多く、神奈川県警は凶器として使われたとみて調べている。

 遺体は20日朝、通行人が河川敷の草むらで発見。首には多数の刺し傷や切り傷があり、腕や顔にも傷が複数あった。着衣や所持品はなかった。遺体の付近には結束バンドや上着が落ちていた。

 捜査関係者によると、現場から700メートル離れた公衆トイレで、死亡推定時刻の約1時間後の20日午前3時ごろに衣服や靴が燃える火事があった。同じ時間帯に現場近くの防犯カメラには、河川敷に向かう複数人の姿が映っており、戻ってきた映像では人数が1人減っていたという。

 上村さんは1月以降、中学校に登校していなかった。友人によると、1カ月ほど前には殴られて目がはれる大けがをしていた。県警は、交友関係の中でトラブルがあった可能性があるとみて調べている。