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 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が就任してから25日で2年となる。朴氏はこの間の経済成長を成果として誇るが、非正規職をめぐる問題や、各家庭が抱える負債などの問題は改善せず、内政も手詰まり感が強い。残りの任期は3年。この1年で大きく落ち込んだ支持率の回復は見通せない状況だ。

 韓国で昨年、テレビドラマ「未生(ミセン)」が大ヒットした。囲碁のプロ棋士を夢見ながら挫折し、大手総合商社の契約社員になった高卒の主人公チャン・グレが、社内の理不尽な対応や格差に悩みながら正社員を目指す物語だ。

 こんな場面がある。

 チャン・グレ 「このままやれば正社員になれるんでしょう?」

 次長 「それはないな。大学に4年行って、留学した人でも就職できなくて苦しんでいる」

 次長はチャンの働きぶりを評価しながらも、希望もないのに無責任なことは言えなかった。

 放映されると、「自分のことのようだ」と共感が広がった。原作は同名のウェブ漫画。作者の尹胎鎬(ユンテホ)さん(45)は、韓国では1990年代後半の通貨危機を経て「企業が生きてこそ人を雇える」との考え方で、企業のための政策が多くなったと指摘する。

 韓国統計庁によると、チャンのような非正規労働者の数は増え続け、昨年8月時点で607万7千人となり、全労働者の32・4%を占める。契約期間が終われば解雇の対象になり、賃金の格差も大きい。正規労働者の月収が昨年6~8月の平均で260万4千ウォン(約27万9千円)だったのに対し、非正規の場合は145万3千ウォン(約15万6千円)と半分程度だ。

 韓国労働社会研究所の金裕善(…

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