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 救急搬送を要請する消防無線を聞き逃し、出動が遅れたとして、愛知県知多市消防本部は、同市消防署八幡出張所の男性消防司令(54)と、監督者の出張所長(60)を厳重注意処分とした。23日付。

 同消防署によると、消防司令は昨年3月22日午前6時半ごろ、当直勤務中にトイレに行き、救急車の出動要請を聞き逃した。腰痛の女性(86)からの要請で、出動が約6分遅れた。同12月26日にも同様に席を離れ、転倒して動けなくなった女性(95)の救急出動が約8分遅れた。いずれの女性にも症状の悪化など影響はなかったという。

 事務室から出る際には、全館で無線が聞けるようにスイッチを切り替える規則だが怠っていた。出張所長はこのミスを消防本部に報告していなかったという。

 西尾和男・市消防長は「大事には至らなかったが、あってはならないことで大変申し訳ありません。再発防止に努めます」としている。