[PR]

キャンプの素顔

 番記者仲間のスポーツ紙記者がこぼしてました。「昌さんのときしか、大きく載らん」。ファン以外の世間一般では、ドラゴンズ=山本昌、くらいの認知度になっているのでは、と思います。なので、今回も昌さんで押し切ります。

 25日、昌さんはこのキャンプで初めて打者と実戦形式で対する「シート打撃」に登板しました。内容は紙面用の記事で書いたので割愛するとして、その後の取材です。投球内容や調整具合の質問が一通り終わると、昌さんが切り出しました。「それよりさあ、イチローだよ」

 何だ何だ? その日のスポーツ紙にはイチローのキャンプ始動が載ってました。昌さんが注目したのは、足元。スパイクです。「イチロー、履いてたよね」。そう、昌さんとイチローのスパイクは、同じ会社がつくっているのです。

 昌さんが体作りに長年通う、鳥取県のトレーニング研究施設がスパイクの開発元。イチローは昨季まで違うメーカーのスパイクを履いていました。「3年前は僕1人だったので、だいぶ増えたよね」。ドラゴンズでは、山井や、今季からは吉見も愛用しています。

 球界のレジェンド2人が同じスパイク。喜ぶのかと思いきや、昌さんは心配そうです。「これさ、工場で手作りだから、そんなに数をつくれないんだよ。どうしよう、人気が出て『3年待ち』とかになったら……。引退しちゃうじゃん」

 ん? てことは、スパイクが手に入る限りは現役? きょうの投球内容を見ていたら、それも夢ではないような気がしてきました。「しかし、イチローのはオレのより手が込んでたな。(使っている)色が多いし……」。ちょっと悔しそうな、昌さんでした。(山下弘展)

こんなニュースも