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 スカイマークの民事再生手続きで、株式の価値をゼロにする「100%減資」を行う見通しになったことが28日わかった。株主の責任を明確にし、支援企業が出す資金をすべて負債の返済に回す。また投資ファンドのインテグラルに加えて、大手PR会社のサニーサイドアップが支援企業になることも決まった。

 スカイマーク株は最後の市場取引となった2月27日、14円の終値を付けていた。資本金で損失を穴埋めして負債をできるだけ減らし、債権者への返済を最優先する姿勢を示す。それにより、最大830億円の違約金を求めているエアバスなどの債権者に再生手続きへの理解を求める。

 サニーサイドアップは出資はせず、顧客サービスなどで支援する。同社は中田英寿氏ら著名人のマネジメントや企業広報を手がけるほか、パンケーキが人気の飲食店「ビルズ」も運営している。支援の第1弾として、所属する歌手の大黒摩季さんがスカイマークの応援歌をつくったという。

 スカイマークは28日、社員とその家族向けの説明会を開いた。約200人が参加し、インテグラルの佐山展生代表が「人員削減や給与カットはしない。他の航空会社の支援は、スカイマークにとって非常にいい内容なら考えるが、なくてもいい」と語った。

 1~2月の業績も明らかにした。乗客数は民事再生申し立て前の2週間が1日平均1万1千~1万2千人台だったのに対し、2月中旬は1万4864人に増加。搭乗率は50%前後から70・5%に回復した。経営不安で利用を敬遠していた客が戻ったとみられる。(上栗崇)

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