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 26日から初来日している英国のウィリアム王子は28日、福島県を訪れ、安倍晋三首相とともに本宮市の屋内遊び場で子どもたちと交流した。王子は長身をかがめて目線を合わせるようにしながら、にこやかに子どもたちに声をかけていた。

 訪問先の「スマイルキッズパーク」は、放射線の影響を気にせず子どもが遊べるように2012年に市が設置した施設で、王子は遊具などを視察した。屋内のボールプールでは子どもから手渡されたボールを日本語で「ありがとう」と受け取り、ボール三つで器用にお手玉を披露し、保護者らから「すごい」と拍手がわいた。

 記念植樹も行われ、王子はヨーロッパオーク、安倍首相は桜を子どもたちと屋外の遊び場に植えた。王子と一緒に木を植えた同市の小学5年、橘雅翔くん(11)は「(通訳を介して)『寒い中待っててくれてありがとう』と声をかけてもらった。やさしかった」。母親の明香さん(36)も「来た人が王子の植えてくださった木を見る度に、復興に向けた元気をもらえると思う」と話した。(永野真奈)