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 全長7キロのローカル線、三重県四日市市の「内部(うつべ)・八王子線」は1日、事業者を近鉄から第三セクター「四日市あすなろう鉄道」に移管し、再出発した。午前5時26分内部駅発の始発電車には多くの鉄道ファンが駆けつけた。

 線路幅は762ミリと標準の半分ほどのナローゲージで知られる。近鉄によると、全国で3路線しかない希少な路線だが、赤字が続いて廃線の危機に。駅舎や車両を市が保有し、運営を三セクが担う公有民営方式で存続されることになった。

 始発列車に乗り込んだ金沢市の大学生、原村優さん(20)は前夜の近鉄による最終列車にも乗った。「車両が小さくてかわいらしい。利便性のいい列車として残ってうれしい」

 あすなろう鉄道では、枕木のオーナー制度や、駅名のネーミングライツを導入するとともに、利用促進を図る。都司尚社長は出発式で「これからも元気に走り続けるため、一人でも多くの方に乗ってほしい」と話した。(坂本進)