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 知的障害があり、寝たきりだった義理の長女(当時66)が感染症にかかったのに、必要な治療を受けさせずに死なせたとして、大阪府警は3日、大阪市西成区の無職の女性(78)を保護責任者遺棄致死容疑で書類送検し、発表した。長女は十分な介護を受けていなかったとみられ、死亡時の体重は27・5キロだった。

 西成署によると、女性は昨年6月初旬ごろ、自宅の離れで寝たきりの長女の傷口から細菌が入って感染症となったにもかかわらず、治療を受けさせるなどの措置を怠り、同22日に敗血症で死亡させた疑いがある。床ずれで骨の一部が露出していたという。女性は「具合が悪いことは気付いていたが、周囲に知られたくなかった。食事は与えていた」と供述している。

 長女は女性の夫の実子。夫の生前は母屋で同居して介護していたが、2008年に死亡後、長女は離れに移った。その前から10年ほどは「入浴や着替えをさせていなかった」という。

 長女の死後、女性宅から119番通報があったが、状況を不審に思った府警が捜査していた。女性が高齢で容疑を認めていることなどから、任意捜査で書類送検することにした。