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 別に、「かぐや姫の物語」に長編アニメ賞をあげなかったのはおかしい!とか言うつもりはありません。主演男優賞が「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(4月10日公開)のマイケル・キートンさんじゃなかったのは意外でしたけどね。こうなったら続編を作って再チャレンジしてはどうでしょう。かつてヒーロー映画で頂点を極めた落ち目の役者を笑い物にするようなシャレのきつい映画に出てこれでオスカーは確実だと思ってたのに若造にかっさらわれたぜチクショー!ってところから始まる物語。え、ややこしい?

 今回の本欄は、アカデミー賞の結果に文句をつけるというよりは、候補作を見てみたらすごくヘンなところがあったよというお話。共に作品賞に挙がっていた「セッション」(4月17日公開)と「アメリカン・スナイパー」(公開中)です。

 新星デイミアン・チャゼル監督が脚本も書いた「セッション」は、偉大なジャズドラマーになる大望を抱き名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)が主人公。高名なフレッチャー教授(J・K・シモンズ)に見込まれ学内一の精鋭ぞろいのバンドに入れてもらったところ、フレッチャーはとんでもない鬼教師で、「テンポが遅い(または速い)!」と怒鳴ってニーマンを責め立て、イスを投げつけ、ビンタを食らわせ、クズ!低能!クソ野郎!と罵倒し人種や家族まであげつらって侮辱。プライドをズタズタにされたニーマンは見返してやろうと鬼の形相で、スティックを握りしめる手から血を流しながら独り猛練習に打ち込むのであった……。

 名門校ってシステマティックに…

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