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 アジア最大級となる口径3・8メートルの主鏡を持つ「光学赤外線望遠鏡」の組み立てが、国立天文台岡山天体物理観測所(岡山県浅口市)で進められている。一枚鏡ではなく、18枚の分割鏡を組み合わせた主鏡は、国内初。近くの山頂付近に建設するドームに設置し、来年3月以降、宇宙で起こる巨大爆発や太陽系外惑星の試験観測を始める予定。

 京都大や国立天文台などが計画に参加。将来、口径30メートル級の超大型望遠鏡を製作することを見越し、光を集める主鏡を分割鏡で作る技術を開発した。

 大きな口径を生かして遠くの弱い光も集め、星が寿命を終えるときに起こる超大型の爆発現象「ガンマ線バースト」などを観測する。京都大理学研究科の野上大作准教授は「宇宙で星や銀河がどのようにできるのかを探りたい」と話している。(佐藤建仁)