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 利便性の高さから活用が広がるウェブカメラ。その映像が外部から見える状態で設置されている現状が明らかになった。「見られているとは……」。朝日新聞記者から指摘された設置者の多くは驚く一方で、以前からリスクを感じていた人もいた。プライバシー侵害や犯罪を誘発しないためにも、早急なセキュリティー対策が求められている。

 レジ、観葉植物、忙しそうに動き回る女性たちの姿……。ノートパソコンの画面に出てきた映像は、明らかに国内のどこかにある店舗の内部のように見えた。ヘアスプレー、鏡……。床屋か? 美容院か? 比較的大きなガラス窓に店名と思われる文字がアルファベットで掲げられていた。

 ガラス窓の向こう側は多くの人が行き交う道路で、目をこらすと「○○通り」と書かれた標識が見て取れた。店名とみられる文字や「○○通り」を検索サイトで調べたり、映像から得られる他の断片的な情報をつなぎ合わせたりすると、関東で営業している美容院だとほぼ特定できた。

 約1週間後の1月下旬。美容院の前にある道路に立ち、パソコンの画面を改めて見た。記者の姿がガラス窓越しに映りこんでいることを確認し、運営会社に電話をかけた。

 「そんなことになっているんですか」。記者から状況を伝えられた幹部スタッフは驚き、ウェブカメラを設置した業者に連絡。パスワードを入力しないと見られない設定に切り替えた。約30分後に記者が運営会社に行くと、美容院の店内の映像を記者のパソコン上では見られなくなった。

 この幹部スタッフの説明では、ウェブカメラは5年ほど前、防犯目的で業者に設置を頼んだ。新たにケーブルを引く必要はなく、ネット上で店内の様子を確認・録画できる利便性の高いものだった。映像は社内でしか見ることができないと思っていたといい、幹部スタッフは「他の店のウェブカメラも外部から見られないようにする」と語った。

 東日本を中心に展開している回…

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