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 パスワードが未設定のウェブカメラ(ネットワークカメラ)の映像が外部から見えている問題で、店舗や住宅だけではなく、工場や太陽光発電所でも同じ状況のカメラがあることが朝日新聞の調べで分かった。顧客に渡す前の試作品や秘密扱いの「職人の技」も見えていた。企業情報の流出につながる危険性もあり、専門家は速やかなパスワード設定を呼びかけている。

「ノウハウが丸見えです」

 「すぐにカメラを止めるんだ。切るんだ、ストップだ」。西日本にある金属加工会社の工場で先月下旬、幹部が情報システムの担当者に電話で指示した。工場を訪れた記者のパソコンの画面には、公開を前提としていない内部のカメラ映像が映し出されていた。

 昨秋以降の朝日新聞の調査で外部から見える状態のウェブカメラは769台あり、そのうち企業の工場や敷地内に置かれているとみられるものが50台。企業名を示す文字などが映っているケースもあり、映像から得られる断片的な情報を積み重ねると、設置場所が分かるカメラがいくつかあった。その一つが金属加工会社の工場だった。

 工場内には複数のウェブカメラが設置され、少なくとも3台でパスワードが未設定の状態だった。あるカメラは、等間隔に並ぶ機械が鉄板のような資材を切断する様子をとらえていた。この映像が外部から見える状態になっていることを知った幹部は「顧客から頼まれた試作品が映ってしまっている」と言い、表情をこわばらせた。

 別のウェブカメラがとらえていた映像には、機械を操作しながら何かを削っている作業員が映っていた。「これも、まずい」。幹部は言った。「詳しくは言えませんが、あるノウハウが丸見えです」

 幹部によると、ウェブカメラは…

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