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 春になり、国内旅行の計画を立て始めた人も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが旅先でのネット環境。スマートフォンでカバーできますが、無線LANが使えればより便利です。最近は、訪問客や利用者向けに公衆無線LANサービスが提供されている場所も増えている半面、一部はセキュリティーに不安があります。そんなときにも安全なネット接続を可能にするツールを紹介しましょう。ちょっとした外出時にも、もちろん役立ちます。(ライター・斎藤幾郎)

手軽だけれどちょっと危険な「フリーWi―Fi」

 商業施設や交通機関のような場所で無線LANが使える公衆無線LANサービスには、事前に登録した会員のみが使えるものと、誰もが無料で使えるものの2種類があります。

 前者は、事前に利用登録を行い、無線LANの名称(SSID)とセキュリティーキー(パスワード)の情報を取得し、無線LANの接続設定を行います。利用時にはユーザー名とパスワードによるサインイン、スマートフォンのSIMを確認するなどして利用者を認証します。ドコモWi―Fiのように、通信事業者が回線契約者に提供するサービスは契約している人も多いでしょう。

 一方、後者の誰でも使えるタイプは「フリーWi―Fi」とも呼ばれます。こちらは原則的に事前の登録が不要で、実際に無線LANを利用する際、ウェブサイトでメールアドレスや名前を登録し、アンケートに答える程度の手間で使えます。

 こちらは無線LANにセキュリティーキーが設定されていないことが多く、端末の無線LAN設定画面でSSIDを選択するだけで接続が完了します。海外からの訪日観光客も手軽に使いやすく、交通機関や観光地、商店街、飲食店といった場所がサービスを提供することも多いようです。たとえば、コンビニエンスストアのセブンイレブンなどで使える「セブンスポット」もこのタイプです(画像1)。

 フリーWi―Fiは手軽な半面、セキュリティー面で不安があります。無線LANのアクセスポイントとの接続にセキュリティーキーが設定されていないことです。

 無線LANのセキュリティーキーは、パソコンやスマートフォンを無線LANに接続する際のパスワードとして使われるだけでなく、端末とアクセスポイント間の無線通信を暗号化するためにも利用されます。セキュリティーキーを利用しない無線LANでは無線通信が暗号化されないため、第三者が通信を盗聴するのが比較的簡単なのです。

 以前本欄で解説したブラウザーのSSLによる通信のように、個別に通信を暗号化する技術を利用していれば、その通信は保護されますが、情報が平文で素通しされ、利用者側では暗号化を指定できない通信も少なくありません。

 見知らぬ人たちと一緒に利用する公衆無線LANでは誰かに通信を「のぞき見」されていても気づけません。普段のセキュリティー対策とは別に、通信を保護する手段が必要となります。

 そこで役立つのが、VPNという技術です。

スマホでも使えるVPN

 VPNはVirtual Private Networkの頭文字で、その名の通り第三者が使えないプライベートなネットワークをインターネットなどの公衆回線上で仮想的に実現するものです。

 VPNでは、端末からのすべての通信が専用サーバー経由で行われ、端末とVPNサーバー間の通信がすべて暗号化されます。サーバーから先は本来の通信相手と通常の通信になるため、使うアプリやサービスを問いません。

 最近は、個人でもパソコンやス…

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