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 ブラックホールなど宇宙の謎に迫るため、東京大宇宙線研究所は、世界最大級となる23メートルの大口径望遠鏡の建設計画を発表した。日本や欧州などによる国際研究グループが2020年までに8基を建設する。今年9月にスペインのカナリア諸島で1基目を着工、来年秋にも完成するという。

 建設するのは、宇宙から届くガンマ線を観測するガンマ線望遠鏡。宇宙で起きる大爆発「ガンマ線バースト」や巨大なブラックホールなど、高いエネルギーのガンマ線を出す現象をとらえる。ブラックホールの活動や宇宙を飛び交う宇宙線と呼ばれる粒子の起源などの解明をめざす。

 計画には28カ国の研究者が参加し、南半球と北半球に1カ所ずつ望遠鏡の集中設置場所を設ける。最終的には8基の大口径望遠鏡のほか、中口径(12メートル)や小口径(4・3メートル)の望遠鏡を計約100基設置するという。(小池竜太)