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 東日本大震災で被害を受けたJR石巻線(44・7キロ)が21日、4年ぶりに全線開通した。不通だった宮城県女川町の女川―浦宿(うらしゅく、2・3キロ)がつながり、午前6時12分に女川駅から始発列車が出て、午前7時半に初めての列車が到着した。地元の人が大漁旗を振って歓迎した。

 2011年3月の震災で町は高さ約20メートルの津波に襲われ、女川駅や町役場のほか家屋の7割が全壊。町民の8%にあたる827人が亡くなった。石巻線は女川―小牛田(こごた、同県美里町)の全線で不通となった。

 JR東日本は11年4月、一部区間で運行を再開。13年3月までに、町のかさ上げ工事を待って線路を敷き直した女川―浦宿を残して、運行を再開していた。全線開通で1日に上下11本が運行される。

 女川駅周辺の町中心部は、町が最大15メートルかさ上げし、駅舎は8億5千万円かけて新設。ウミネコが羽を伸ばしたデザインだ。(加藤裕則)