【動画】元の町で復興祈願祭=諫山卓弥撮影
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 原発事故の影響でほぼ全域が避難指示区域に指定され、今春以降の帰還を目指す福島県楢葉町で21日、町の復興を祈願する祭りが初めて開かれた。人口約7400人の約8割が避難するいわき市や首都圏などから多くの町民が集まり、再会を喜び合った。

 祭りは、4年に及ぶ避難で薄れた町民同士の絆を再生し、帰還への意識を高めようと町が企画した。主会場の町立楢葉中は1963年に統廃合されて以降、町唯一の中学で、町民の多くが卒業生だ。放射線量が比較的低い避難指示解除準備区域にあり、日中は自由に立ち入りできる。校舎内に集まった卒業生は顔写真を撮り合い、メッセージを添えて校舎2階に掲示した。同窓会もあり、集まった約50人がかつての級友や恩師と思い出話に花を咲かせた。(伊藤弘毅)

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