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 インド北部ビハール州で、試験を受けた生徒約520人が、家族などの手伝いを受けてカンニングしたとして退学処分となった。複数の地元メディアが20日、伝えた。

 日本の高校1年生にあたる10年生が受ける10年生終了試験というもので、インドでは「後期中等教育」に位置づけられる11年生に進級するのに必要。今月中旬にビハール州パトナ近郊で行われた試験で、カンニングペーパーなどを手にした生徒の家族らが校舎の外壁をよじ登る写真や、監視役の教師が見て見ぬふりをするなかで堂々とカンニングする生徒の映像がネット上などに流出。国内で激しい批判が噴き出していた。

 インドでは受験競争が激しく、特に都市部では名門大学への進学を目指すため私立学校に子どもを入れ、塾にも通わせる親は珍しくない。一方、ビハール州などでは公立学校が予算不足などで機能せず、教師が親から賄賂を受け取るといったことも起きており、今回もこうした背景があるのではとみられている。(ニューデリー=貫洞欣寛)