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 京都地検は23日、窃盗事件の被告に対し、すでに起訴した内容で追起訴するミスがあったと発表した。計50回の窃盗行為を4回に分けて起訴したが、一部の内容が重複していた。地検は同日、起訴内容のうち、重複した部分の取り下げを京都地裁に請求した。

 地検は昨年10月、自分の口座に振り込まれた金を、犯罪にかかわる金と知りながら現金自動出入機(ATM)で15回にわたり計約270万円を出金したなどとして、千葉県の会社員の男(32)を窃盗罪などで地裁に起訴。その後昨年11月~今年1月の間に同罪で3回、詐欺罪で1回追起訴した。窃盗罪での起訴内容は50回の出金で計約900万円になった。男は起訴内容を否認しているという。

 ミスがあったのは今年1月30日付の追起訴で、27回計約500万円を出金したとする内容のうち、4回80万円分が昨年11月の追起訴に含まれていたという。

 今月3日の公判で、男の代理人弁護士が指摘し発覚。4日には検察側の請求で、地裁が1月の追起訴分の勾留取り消しを決めた。

 京都地検の永村俊朗次席検事は「チェック不足だった。再発防止に努めたい」と話した。