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 東京消防庁で、119番通報を受け付ける職員が17日、端末の操作を誤り、救急車の出動が5分近く遅れたことが、同庁への取材でわかった。患者の乳児は心肺停止の状態で病院へ搬送後、亡くなった。同庁は出動遅れと死亡との因果関係はないとみている。

 東京消防庁によると、通報があったのは17日午前4時8分。通報を受けた多摩災害救急情報センター(東京都立川市)の男性消防副士長(27)は、最寄りの消防署に出場指令を出した。だが、必要な操作端末のボタンを押し忘れ、署へ指令の音声が流れなかった。

 署の担当者が、パソコン画面上では出場指令が出ているのに音声が流れないことを不審に思い、センターに問い合わせて発覚した。同庁の検証では、ミスがなければ4分44秒早く救急車が出発できていたという。

 関係者によると、乳児は男児で、事故死とみられる。同庁は「操作手順の再徹底を図るなど再発防止に努める」としている。