【動画】幻の海鳥、営巣地を確認=NPO小笠原自然文化研究所提供、吉田晋撮影
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 世界的な希少種の海鳥「オガサワラヒメミズナギドリ」の営巣地が小笠原諸島の東島で見つかったと、森林総合研究所などのチームが24日発表した。世界で初めてとしている。

 東島は父島近くの無人島。チームは2月25日夜から26日朝にかけて、鳴き声を頼りに低木と草が混在する3ヘクタールを探し、10羽を発見した。草地に掘られた巣の中で卵も見つかった。

 この鳥は父島の集落で保護されたり、死骸が見つかったりしたことはあったが、自然の状態で生息している姿や営巣地は確認されていなかった。約20年前に北太平洋のミッドウェー諸島で観察されたのを最後に一時は絶滅が疑われたが、小笠原諸島で見つかった正体不明の鳥が同一種であることが3年前にわかった。

 森林総研の川上和人・主任研究員は「個体数や生態の解明を急ぎ、絶滅回避につなげたい」と話す。(吉田晋)