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 東証1部上場の三菱系の機械商社・西華産業(本社・東京)によると、佐藤淳一さんは、出向先のデュッセルドルフにある子会社「SEIKA SANGYO GmbH」で支配人代行を務めており、現地で家族と暮らしている。23日からバルセロナに出張し、商談を終えて24日に帰る途中、事故機に搭乗していた可能性があり、安否が確認できていないという。出張にはドイツ人の現地社員1人も同行していた。

 佐藤さんは1998年の入社で42歳。2002年から1年間、この子会社で研修を積みドイツ語や英語に堪能だったことや、営業経験が豊富だったことから、09年4月に出向した。現在は日本人4人と現地スタッフら計10人をとりまとめ、欧州で計測機器など産業機械の営業をしており、この春から支配人になる予定だった。

 本社の担当者は「佐藤さんは非常に礼儀正しく、まじめで温厚な性格。バイタリティーもあり、お客様やメーカーからの信頼も厚かった」と話した。子会社の30代の男性社員は「ジャーマンウィングスからは情報が入ってきていない」と説明している。

 現地スタッフから24日夜、佐藤さんが搭乗していた可能性があるとの情報が本社に寄せられた。本社は25日朝に対策本部を設置し、情報収集しているという。

 スペインのエルペリオディコ紙は24日、事故機の乗客に、化粧品大手の花王(東京)など2社の社員が含まれている可能性があると電子版で報じた。両社が確認したところ、いずれも欧州国籍の従業員だったという。日本人以外でも日系企業関係者が多く搭乗していた可能性がある。

 花王の広報担当者は25日朝、社内の連絡網でこの情報を知ったといい、「スペイン在住の欧州国籍のグループ社員2人が搭乗していた可能性がある」と答えた。社内の危機管理担当者が現地事務所と確認を取っているという。

 同じく搭乗の可能性が報じられた富士フイルム(東京)の担当者は「バルセロナにある支店の現地スタッフが墜落機に搭乗していた可能性がある。現在情報を確認している」。日本人ではないという。