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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として埋め立てが計画されている同県名護市辺野古の海を守ろうと、国内外の環境保護NGOなど31団体が25日、移設関連作業の中止を求める共同声明を発表した。

 声明は、移設計画に伴う作業で海底に投下されたコンクリートブロックがサンゴや海草を押し潰すなど、「豊かなサンゴ礁生態系に影響を与えている」と指摘。賛同者を募り、来月下旬に日米両政府に提出する。

 この日、都内で開かれた会見には賛同した5団体が参加。日本自然保護協会の安部真理子主任は、絶滅危惧種のジュゴンが昨年5~7月、移設先の海域に頻繁にえさを食べに来ていたが、9月から姿が見えないと報告。8月に始まった海底ボーリング調査の影響があるとして、「調査段階から環境に不可逆的な影響を与えている」と批判した。

 移設計画をめぐっては、同県の翁長雄志知事が23日、沖縄防衛局に作業を1週間以内に停止するよう指示。これに対し、沖縄防衛局は翌24日、指示の取り消しを求めて農林水産相に審査請求。辺野古沖での作業も続けている。