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 家具インテリア大手、大塚家具の株主総会が27日、東京都内であり、大塚久美子社長(47)が主導した取締役選任案が可決された。久美子氏の社長続投も決まった。父で創業者の勝久会長(71)は取締役を退く。親子が互いの退任を求めた異例の争いはいったん決着した。

 株主総会では、久美子氏ら10人を取締役とする会社提案が、出席株主の議決権の61%の賛成を得て、可決された。勝久氏ら10人を取締役とする株主提案への賛成は36%と過半数には届かず、否決された。

 久美子氏は、総会後の取締役会で社長に再び選ばれた。久美子氏は記者会見し「多くの社員を巻き込み、本当に申し訳ありません。お客様へのおわびと感謝を示すため、何らかのセールを企画したい」と述べた。勝久氏側についた社員との関係について「総会の後はノーサイド」とも述べた。

 勝久氏は、取締役を退いても議決権の19%を握る大株主。総会後、「この度の騒動は、すべて私の不徳の致すところ。心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。ただ、総会前の取材には、今回負けてもなお社長復帰をめざす考えを示していた。(北川慧一)