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 【松尾慈子】表紙を見て、「定番の女子高生日常雑記なのかな? それにしては絵に萌え要素が少なそうだが……」と読み始めたが、物語の時間帯を「黄昏(たそがれ)時」に限定したのがうまく効果を発揮していて、それぞれの登場人物たちの陰影がきれいに浮き彫りになっている。そうそう、黄昏時は仕事や学校からの帰りの時間。昼間の表向きの顔をようやくゆるめる時間帯だものね。ぽろりと本当の姿を見せてしまうのかも。

 女子高生の主人公・エリが日々の中で遭遇する、同級生や先生、偶然みかけたカップルの様子などが描かれている。毎回たった8ページなのだが、その短さが黄昏時の短さとあっていてちょうど良い。1巻に収録されているのは17話までだが、その中でも特に私のお気に入りは、「小川さんと思い出」「真知ちゃんの噓(うそ)」「みっちゃんの優しさ」だ。

 例えば「みっちゃんの優しさ」はこんな話だ。黄昏時、特製アイスを食べるために友人ゆーちゃんと遠出したエリは、偶然クラスメートのみっちゃんをみかける。みっちゃんは背の高い女の子と親しげに手をつないで歩いている。みっちゃんには確か山路という彼氏がいたはずなんだけど、別れたのかな、「全然知らなかったよ」と思うエリとゆーちゃん。

 ところが帰り道、みっちゃんと…

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