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 東京・神田に昨秋オープンした落語と講談の二ツ目専用の寄席「神田連雀亭」の再開を記念して28日、神田周辺でお練りが行われた。この寄席は興行場としての許可を受けていなかったため、いったん営業を停止、2月に再開したという。席亭の古今亭志ん輔さんは「けじめをつけるためお練りをしました。再起をかけて、連雀亭がぐんぐん伸びるように若手の力で盛り上げてほしい」とあいさつした。

 神田連雀亭は、地域活性化や若手芸人の研鑽(けんさん)の場として志ん輔さんがプロデュース。落語家と講談師約80人の二ツ目に呼びかけ、昨年10月に開亭した。しかし、営業に必要な、興行場の許可申請を知らずに営業。千代田保健所から指摘を受け、1月5日から下旬まで営業を停止したが、保健所に申請して許可を受け、2月1日から再びオープンしていた。

 広く地元に再開をアピールするため、28日には、地元の東京都千代田区の神田須田町やJR神田駅周辺まで、志ん輔さんや若手芸人、お客さんら約30人で45分ほど練り歩いた。着物姿でのぼりを持ち、ホルンや太鼓で演奏をしながらの行列に、地元の人たちから拍手や「頑張って」のかけ声が飛んだ。

 志ん輔さんは「地元の人に支えられているとうれしく思いました。将来は昼の空いた時間帯に、子どもに落語を教えるなど、地域と密着してやっていきたい」と話した。

 東京・巣鴨でも、志ん輔さんはライブハウスを利用した二ツ目専用の寄席「巣鴨獅子座(ししざ)」をプロデュース。1日から営業している。

 ▽神田連雀亭(東京都千代田区神田須田町1の17、加藤ビル2階)。平日午後0時半~同1時半、500円。平日午後7時~同8時半(4月から午後5時半~同7時)、土日祝日午後1時~同2時半、千円。

 ▽巣鴨獅子座(東京都豊島区巣鴨2の3の3、ライブハウス獅子王)。平日午後0時半~同1時半、土日祝日午前10時半~同11時半、千円(お茶とお菓子付き)。(山根由起子)