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 まもなく1番線に快速東京行きがまいります――。駅で流れる「自動音声」の案内放送。首都圏のJR駅では行き先や駅名、時刻などの音源データ計4千種類を組み合わせ、男女の声で放送する。昨年11月には男性の声の主が交代。「2代目」への更新作業が進む。

 「今度の1番線の電車は11時10分発、快速東京行きです」。こんな自動音声が流れた時は、ばらばらに吹き込まれた音源データが使われている。「今度の」「1番線の」「電車は」「11時」「10分」「発」「快速」「東京行きです」の八つだ。

 現在、首都圏のJRで同じ音源が使われているのは、東京、埼玉、神奈川のほぼ全駅と、千葉、栃木、茨城の一部を合わせた計約300駅。それぞれ男女の声優が吹き込んでいる。

 ほとんどの駅は上りと下りで男女の声を使い分け、列車の接近や到着、出発などを知らせる。臨時列車の運行などでその都度、新語が必要になり、声優は年2~3回、音源を吹き込む。

 これらの駅の自動音声は、1996年から各路線に順次導入された列車の運行管理システム「ATOS(アトス)」に連動している。ダイヤに合わせ、自動で音源データが選ばれる。ATOS以前にも、複数の駅で自動音声は流れていたが、JR東日本は「最初に使われ始めた時期など、正確な記録は残っていない」とする。

 ATOSに連動した自動音声で、男性の声の「初代」を務めたのがナレーターの津田英治(えいじ)さん(66)。近鉄電車などでもおなじみの声だ。JR東や所属プロダクション「大阪テレビタレントビューロー」によると、昨年11月、年齢による声質の変化により、別の声優と交代した。JRの担当者は「音源データの組み合わせによっては、放送の最初と最後で異なる声に聞こえるようになった」と話す。

 津田さんのマネジャーは取材に対し、「長い間、多くの方に津田の声に親しんでいただき感謝しています。JR東の駅では2代目の方の声に代わっていきますが、津田は関西で頑張っています」と話した。

 女性の声は当初から変わらず、…

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