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 「除霊代」などと称して依頼者から得た所得を申告せずに計約9600万円を脱税したとして、東京地検特捜部は30日、東京都港区の通信販売会社「アール」の田中了緒雅(りょおが)社長(35)=足立区=と、池田曠吉(こうきち)・鑑定人(77)の2人を所得税法違反の罪で在宅起訴し、発表した。

 発表によると、田中社長は2011~12年に約1億6500万円の所得を隠し、約6千万円を脱税。池田鑑定人は、10~12年に約1億700万円の所得を隠し、約3600万円を脱税したとされる。

 関係者によると、田中社長は「霊界案内人」を自称。池田鑑定人が「霊界師」として発したメッセージを、自身のブログを通じて悩み相談を受けた依頼者に伝えて「除霊代」や「鑑定代」を受け取ったり、お札や観音像を売ったりしていた。依頼者からの代金は田中社長の個人口座などに振り込まれ、一部は池田鑑定人に渡されていたという。