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 謎の大量死でクロマグロ1匹だけとなった葛西臨海水族園(東京都江戸川区)の大型水槽にシュモクザメ2匹が入れられ、31日に一般公開が始まった。ほかの魚で水質や環境に異常がないか試す。順調にいけば6月にも約50匹のクロマグロを追加し、マグロの群泳展示の復活をめざす。

 サメは隣の水槽で展示されていた全長約70センチのもので、30日夜に引っ越した。直径約30メートルのドーナツ型水槽のうち、生き残ったマグロが好んで泳いでいる場所から一番離れた場所に放した。マグロにストレスを与えないよう、両方をつなぐ水路に大量の泡を出して視界を悪くし、サメが行き来できないようにしている。2匹のサメは新しいすみかを確認するように、上下にゆっくり泳いでいた。

 同園は4月2日にも沖縄で「グルクン」の名で知られる小魚のタカサゴ約500匹を投入。5月初旬までに、大量死したスマやハガツオでも試した上で、マグロを追加できる環境か、見極めていく。