[PR]

 岐阜県笠松町の笠松競馬場で一昨年10月、調教中に脱走した競走馬が引き起こした死亡事故で、岐阜区検は、元警備員の男(71)を業務上過失致死傷罪で略式起訴した。処分は3月30日付。

 岐阜県警によると、元警備員は一昨年10月28日未明、調教中に騎手を振り落とした競走馬に気付かず、門を閉めなかったため、脱走を防ぐことができなかったとされる。逃げ出した馬は軽乗用車と衝突。軽乗用車は弾みで対向の乗用車にぶつかり、軽乗用車を運転していた同県山県市の男性(当時64)が死亡、乗用車の岐阜市の男性(68)が首にけがを負った。馬も死んだ。

 県警は昨年10月に業務上過失致死傷容疑で元警備員を書類送検した。元警備員は「警備ボックスで業務日誌をつけていて、逃げたのに気づかなかった」と供述していた。

 笠松競馬場では、一昨年2~4月に3回、馬が脱走し、そのうち2回、車と衝突していた。運営する岐阜県地方競馬組合によると、事故後は、警備員を増やすなどしており、脱走や事故は起きていないという。