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 ソニーは4月から、TBS系のテレビ番組「世界遺産」のスポンサーをやめた。高画質な4Kカメラなども提供して消費者に技術力をアピールしてきたが、企業向け製品に軸足を移す会社の方針に合わなくなったこともあり、撤退する。番組はキヤノンなどの提供で今後も続く。

 番組は1996年の開始からソニーが1社で提供。自社のカメラで撮影し、客に配るカレンダーや展示用テレビの映像にも世界遺産を使ってイメージ戦略に活用してきた。ソニー広報は撤退の理由を「世界遺産への認知度も高まり、一定の役割を果たすことができたため」としている。

 純損益が2年連続で赤字に陥る見通しのソニーは、画像センサーなどの企業向け製品に注力して経営を立て直す方針だ。パソコン事業は売却し、残るテレビなどの消費者向け商品でもコスト削減に力を入れている。昨年末には、08年から務めていた国際サッカー連盟(FIFA)のスポンサーからも撤退した。(高木真也)