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 「知恵の輪」のような形でくちばしにぐるぐると巻きつくウナギと、必死に食べようとするカワウ。2月下旬の午後3時過ぎ、広島市安佐南区の安川沿いを散歩していた同区上安5丁目の諸林満さん(72)が見つけ、カメラの連写機能で撮影した。

 カワウは川にもぐってウナギをくわえ直したり、頭を出して首を振り回したりとウナギと格闘。約10分の闘いの後、のどを膨らませながら食べていたという。

 写真について、日本野鳥の会県支部会員でカワウの調査をしている日比野政彦さん(63)=廿日市市=は、「ウナギも命がかかっていますから、抵抗している状況がユーモラスですね」と話した。

 日比野さんによると、カワウの狩猟には、小さな魚を群れで追い込み、捕らえる方法と単独で大きな獲物に食らいつく方法が見られ、今回は後者という。「どんなに大きな魚でも頭さえ口に入れば、強烈な消化力で相手を弱らせ、食べることが多い」と話す。市安佐動物公園飼育課の畑瀬淳さんも「カワウは結構大きな魚も食べます。格闘の様子がおもしろいですね」と写真を評した。(杢田光)