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 9月に開幕するラグビーのワールドカップに向け、日本代表が小型の無人飛行機「ドローン」を活用している。搭載したカメラで上空から選手の動きを撮影し、スキルアップに役立てる。

 使い始めたのは4月、宮崎市での合宿から。エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチの旧知のコーチがフランスで使っていたのを参考にした。従来はグラウンドの横からビデオカメラで撮影していたが、ドローンを使えば、選手の真後ろの上空から撮影でき、選手の動きが奥行きをもって見られる。選手はポジションの取り方やスペースがどこにあったかを知ることができる。

 日本協会の分析担当・中島正太さんが操縦する。最適な場所で空中に固定し、モニター画面でカメラの向きを変える。「操縦はそれほど難しくはありません。2日間くらいで慣れました」。中島さんは撮影した動画を選手全員にメールで送信。この動画をもとに、タックルやパスの回数などを選手別に調べ、リポートもまとめる。

 SOの立川は「相手の立ち位置の幅、スペースが見られるので勉強している」。SHの矢富も「自分がどういう判断をしたかすごくわかりやすい。次につながる」と歓迎する。ジョーンズ・ヘッドコーチは「映像はものすごく鮮明だ。全員がどこにいるのか、ボールと離れたときに何をしているのか見える」。最新機器を生かし、攻撃力の向上につなげる。(能田英二)