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 フランスの右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首は、ユダヤ人虐殺を「ささいなこと」と発言した父ジャンマリ・ルペン前党首に引退を勧告した。9日夕に出演したテレビ番組で、「責任ある政治家としての活動をやめるべきだ」との考えを示した。また、ジャンマリ氏の言動に対して、党として規律を問う会議にかけるという。

 ジャンマリ氏はFNを1972年に結党した名誉党首。欧州議会議員なども務めている。「ユダヤ人差別」とみなされる言動を重ねれば、極右ではない「ふつうの政党」へのイメージチェンジで築いた党勢への打撃も予想されている。

 マリーヌ氏は、年末の地域圏議会の選挙で「(仏南部地域の)筆頭候補から外す」との意向を父親に伝えていたが、さらに厳しい態度を示した。これに対しジャンマリ氏は10日朝、仏ラジオ番組で「マダム・ルペンは、党をダイナマイトで粉砕しようとしている」と批判、あらためて反論する考えを示した。(パリ=青田秀樹)

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