宮内庁の小町恭士東宮大夫は10日の会見で、皇太子ご夫妻と愛子さまが天皇、皇后両陛下のパラオ訪問(8~9日)の様子をテレビで見守ったことを明かした。小町東宮大夫によると、ご夫妻は「両陛下が戦争で亡くなった方々をお心を込めて慰霊なさる姿に深い感慨を覚え、改めて平和の尊さを心に刻んだ」と感想を示したという。

 また、同庁の風岡典之長官は10日の会見で、両陛下のパラオ訪問について「パラオへの慰霊は長い間お心にお持ちのものだった。訪問を終え、安堵(あんど)というか安らかな気持ちでいらっしゃると拝見した」と話した。

 9日朝には、長官らがペリリュー島で遺骨調査が進む「イワマツ壕(ごう)」を視察し、両陛下に状況を報告した。両陛下は厚生労働省や現地の関係者の協力に謝意を示したという。ペリリュー島では戦死した旧日本軍の遺骨約2600柱が現地に残されているとされ、同国のレメンゲサウ大統領は「遺骨収集を加速させていきたい」と話している。