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 さいたま市選挙管理委員会は10日、市議選南区選挙区に立候補した無所属新顔の山口節生氏(65)の立候補の届け出を却下した。告示日の3日に届け出を受理したものの、その後、公職選挙法に基づき、被選挙権がないことがわかったという。

 山口氏は2012年12月に駐車違反の取り締まりを受けた際、警察官が作成した供述調書を破ったとして公用文書毀棄(きき)の罪で起訴され、昨年1月にさいたま地裁で懲役8カ月(求刑懲役1年)の実刑判決を受けた。公選法では、禁錮刑以上の刑に処せられ、その執行が終わるまでは被選挙権がなくなる。

 市選管は告示後、山口氏の本籍地の自治体に立候補資格を照会。4日までに最高裁が上告を棄却して判決が確定したことを10日に確認したという。市選管の藤原陽一郎事務局長は10日夜の会見で、投票日2日前の却下について「大変残念。受理した当時、刑は確定しておらず、正当だった」と話した。届け出の却下により、山口氏への期日前投票分は無効票扱いとなり、供託金は没収となる。

 山口氏は「どうして却下されるのか意味がわからない」と話した。山口氏はこれまでに多くの国政・地方選に立候補している。(平井茂雄)

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