【動画】倒れた支柱の復旧作業=杉本康弘撮影
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 支柱が倒れるトラブルがあったJR山手線は12日午後3時48分、約9時間半ぶりに運転を再開した。京浜東北線も同3時半ごろ運転を再開した。JR東日本によると、山手線の田町―田端駅間は、京浜東北線の線路を使って運行。同日中の運転本数は山手線、京浜東北線ともに通常の50%ほどになるという。

 倒れた支柱の付近では3月25日夜に架線設備の改良工事があり、今月10日夜の時点で傾斜しているのが確認されていた。13日夜に改修する計画だったという。

 事故は、12日午前6時10分ごろ、東京都千代田区のJR山手線の神田駅と秋葉原駅の間の線路内で起きたとみられる。架線を支える鋼鉄製の支柱が倒れているのを近くの線路を走っていた京浜東北線の電車の運転士が発見。山手線と京浜東北線はまもなく一部区間で運転を見合わせ、復旧作業が進められていた。けが人の情報はないという。

 JR東などによると、現場には計4本の線路が通る。山手線の外回りと内回り計2本が中を走り、その両側を挟むように、京浜東北線の南行きと北行き計2本が走っている。山手線の線路2本の間に、高さ約7メートル、直径約20センチの支柱(2本で1組)が30~40メートルおきに並び、そのうち隣り合った2組計4本が倒れたり、傾いたりしていた。

 倒れた支柱の一部は山手線内回りのレールに触れた状態で、異状が見つかる直前の午前6時8分ごろには現場の山手線内回りを電車が通過していた。支柱に支えられた架線は現在使われておらず、同社が事故の原因を調べている。

 現場は高架の上で、ヘルメットをかぶった作業員約70人が写真を撮ったり、図面を広げたりして状況を調べていた。