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 産経新聞によると、韓国当局は加藤達也前ソウル支局長に対する出国禁止措置を14日付で解除した。加藤氏は朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を記事で傷つけたとして在宅起訴されており、昨年8月から出国禁止措置が続いていた。

 産経新聞によると、出国禁止措置は15日が期限だった。解除は弁護士を通じて加藤前支局長に伝えられたという。加藤氏は公判には今後も誠実に出席すると表明する一方、出国禁止で本人や日本にいる家族が精神的な苦痛を受けていると主張。今年2月、出国禁止措置の執行停止を求める仮処分を申し立てたが、退けられていた。

 日韓間の外交問題にもなっており、日本政府側は外相会談などの場で再三にわたって、出国禁止の解除を要求していた。

 産経新聞の小林毅・東京編集局長は「前支局長の移動の自由がようやく回復されたことは大変喜ばしい。一方、裁判の継続は重大な言論の自由の侵害であり、一刻も早い起訴の取り下げを求める」とするコメントを出した。(ソウル=東岡徹