[PR]

 社民党名誉党首の村山富市元首相(91)が地元・大分の首長選で自民系候補に相次いでエールを送り、同党県連合を悩ませている。与野党対決となった県知事選では、現職を全面支援して4選に貢献。根強い人気を誇るだけに、19日告示の大分市長選でも動向が注目されている。

 12日に投開票された知事選で、村山氏は自民県連と公明が推薦した現職を支援すると明言。村山氏が顧問を務める党県連合は民主が支援した新顔との間で対応を決めきれず、「自主投票」になった。

 社民は大分市長選では、民主が支える無所属新顔を地元支部が支援する。ところが、12日夜に現職知事の事務所で当選を祝った村山氏は、同市長選で自民が推薦する無所属新顔に向けて「県と市が力を合わせ、発展するよう頑張ってもらいましょう」と激励した。

 地元の社民党員は「村山さんの影響力は大きく、自民の思うつぼ」と苦々しそうに話す。県連合幹部は「党は別の候補を支援しているんだとアピールしなければ」と戸惑いを隠せない。自民系候補へのエールについて、村山氏自身は「マイクを渡されたから」と釈明している。(河合達郎、杉浦達朗)