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 内部告発サイト「ウィキリークス」は16日、昨年11月に北朝鮮に関係するとみられるハッカー集団によって大量に流出したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の内部文書約3万点を自らのサイト上で公開した。ハッカー集団が流出させた文書は一部メディアが入手したものの、ネットからはすぐに削除されていた。

 ウィキリークスによると、公開したのは約3万点の文書と、SPE内部の約17万3千通のメール。約100人の米国政府関係者のメールアドレスも含まれている。ウィキリークスは「SPEはエンタメの会社として知られているが、背後ではホワイトハウスとのつながりを持ち、法整備や政策にも影響を与える力があり、米国の軍事産業ともつながっている」としている。政治家へのロビー活動の様子もメールからうかがえるという。

 ジュリアン・アサンジュ代表は「影響力のある多国籍企業がどのように動いているのかを知ることができる。これはみなが共有する財産だ」とのコメントを出した。

 SPEへのハッカー攻撃は昨年、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を描いた同社の映画の公開を巡って起きた。米政府は北朝鮮の攻撃と断定。オバマ大統領は、北朝鮮に制裁を科せるよう大統領令に署名するなど、米朝間の摩擦にもつながった。(サンフランシスコ=宮地ゆう)

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