清酒「黄桜」のカッパのキャラクターや「仙人部落」、朝日新聞の政治漫画などで知られる漫画家の小島功(こじま・こお、本名=いさお)さんが14日朝、東京都内の病院で死去した。87歳だった。昨年11月に脳出血を起こし、療養中だった。葬儀は28日午後1時30分から東京都港区芝公園4の7の35の増上寺で。喪主は長男匠(たくみ)さん。

 東京都台東区生まれ。高等小学校時代から漫画の投稿を始め、川端画学校などで絵を学ぶ。終戦後、数多くの新聞・雑誌に作品を発表。流麗な線で大人の色気が香る女性描写を得意とした。

 1956年に「週刊アサヒ芸能」で始めた「仙人部落」は昨年まで続き、計2861回の長期連載。60年代から朝日新聞にも登場し、80年から2010年まで政治漫画、時事漫画も担当した。作品はほかに「ヒゲとボイン」「うちのヨメはん」「日本のかあちゃん」など。74年に亡くなった清水崑さんの後を継いで「黄桜」のカッパのキャラクターを描き、CMで人気に。テレビ番組「11PM」にレギュラー出演もした。

 64年には加藤芳郎さん、岡部冬彦さんらと日本漫画家協会を設立、00年から会長、10年から名誉会長を務めていた。漫画家安野モヨコさんはめいにあたる。