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 来日公演を続ける元ビートルズのポール・マッカートニーさん(72)が28日夜、東京・九段下の日本武道館に立つ。1966年のビートルズ来日公演以来49年ぶり。観客だった少年、契約に立ち会った人、それぞれ感慨はひとしおだ。

 音楽制作プロダクション社長の森川欣信(よしのぶ)さん(62)は当時、東京都内の中学2年生。「歓声で演奏は聞こえなかったといわれますが、1曲目の『ロックンロール・ミュージック』の出だしからすべて聞こえた」

 入場券は2100円。はがき1枚5円の時代。貯金をおろし、購入資格を得る抽選に応募するため往復はがき約200枚を出した。「3階の最後尾席」を入手。だが、ビートルズを認めない教師との戦いが待っていた。担任から「券を見せろ」と迫られた。クラス全員が「公演に行かないように」と釘をさされた。生活指導の担当教師は自宅に何度も電話をかけてきた。母親にも「券を持ってくるように」と言い続けたという。「1カ月間、ものすごいプレッシャーが続いた。だけどがんばった」

 今回の武道館はアリーナ席だが、ふだん所属アーティストの武道館公演では、ビートルズを見た席に座る。「日本でのポールは武道館で始まって、武道館で終わるかもしれない」

 66年6~7月、ビートルズは3日間で5回公演し、約5万人を酔わせたという。主催には名古屋の中部日本放送(CBC)も名を連ねた。契約書に署名した元事業部長の佐久間一彌(かずや)さん(86)は「すべてが異例だった」と回想する。

 契約にはギャラのほか数千万円…

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